VW臭がちょっとキツイな・・・NMM5月号

クルマ作りをナメるな

  自動車業界を悩ます二大アレルギーといえば、「トヨタアレルギー」と「VWアレルギー」。早い話が、レクサス、アウディ、トヨタ、VWに乗ってクルマ好きを気取っている連中は死んだ方がいいって話なので、イラっときた人はさっさとページを閉じた方がいいよ。


トヨタとVWがクソだとわからない連中

  トヨタもVWもそれぞれに日本どドイツの乗用車販売において君臨する1強体制を築きそれを土台にしている。賢い人ならもうその時点でこの両社のクルマには近づかないだろう。シェアと搾取にしか興味がないメーカーにユーザーを向いたクルマ作りなんて期待できないだろう。彼らにとって一番力を入れるべきは、競りかけてくるライバルを握り潰して、シェアを維持し、価格競争が穏便に進むようにコントロールすること。

NTTドコモにアートがあるか!?

  「何を根拠に言っているんだ!!」という人は、やはりこのページを閉じて、時間があれば、トヨタとVWの社史でも検分すればいいと思う。言わんとしていることがわかるだろう。トヨタやVWの仕事は・・・NTTドコモみたいなものだ。トヨタのテストドライバーもそのことを承知の上で勤務しているらしい。トヨタが売っているクルマは運転が好きな人にとってはクソでしかないけど、まあそれがトヨタだってさ。

競合するなら全力で潰します・・・が通用しない世の中を!!

  業務提携に先立ち、トヨタはスバルに対して「競りかけてきたら全力で潰します!!」と言ったらしい。「全力で潰します」が意味する内容は、スバルの該当車よりもいいクルマを作りますという宣言だけではない。スバルに対して「いくらいいクルマを作ってもトヨタには絶対に勝てない」と恫喝している。つまりソフトバンクだろうが楽天だろうがNTTドコモに勝つのは無理なんだよ。日本で2番目と3番目にカネを持っている超優秀な経営者がチェレンジしても絶対に覆らない決定的な「差」をNTTドコモが持っている。

「無能組」という未来

  ついでに余計なことを言うと、日本には「無理なものは無理」って諦めている人が多すぎる。50歳以上がバカばっかりに見えたり、カーメディアで執筆している連中(90%が50歳以上?)が無能過ぎるのも、まあ当たり前のことだ・・・諦めるしかないからさ。そして憤っている若い連中もこのまま行けば、そんな『無能組』に仲間入りするだろう。トヨタやVWが売れ続けるってことは、市場のユーザーがほぼ「無能組」路線に乗っていて、絶対的な資本支配とそれに連なる創造性の衰退に当事者意識が保てないから・・・だから冒頭のトヨタ&VWに乗るヤツはクルマを語るなってことだ。肌感覚に過ぎないけど、実家の両親を含めトヨタやVWを選んでいるヤツは例外なくつまらなそうな人生を送っている。いや・・・無難を好んでいるだけなんだろうけどさ。

なんでもありのNMMに制裁を!!

  そんなトヨタやVWの「NTTドコモ化」戦略の一翼を担っているニューモデルマガジンX。5月号はドン引きするくらいの「VWゴリ推し大特集号」になってますねー。以前にも書いたけど、2017年途中にフルモデルチェンジを行なった『ホンダN-BOX』に対して星2つをつけて「大バッシング」を展開するも、Nボックスは2017年の日本市場でナンバー1ヒットに輝きました。ここ数年で星2つの実質的な最低評価を喰らったのは二代目CX5、N-BOXだけ。CX5はFMC後に増産体制を整えてアメリカ向け輸出量が最も多い日本生産モデルに!!トランプに名指しされる日も近い!?


現実が見えていないカーメディア

  CX5やN-BOXをこき下ろしていい気になっているのだろうけども、レビューの中には看過できない内容も・・・N-BOXなんか買うくらいなら先代のゴルフを買った方がいいよ、そっちの方が安全だし・・・だってさ。 高速道路で違法な速度を出す輩ならその方がいいかもしれないけど、自動ブレーキもついてないゴルフ6の方が安全と言い切る時代錯誤な感じが・・・ちなみに2013年のJNCAPによる自動車アセスメント評価によると、現行ゴルフが176.7点、ホンダの軽自動車N-WGNが178.8点なんですけどね・・・。

「弱者のマーケット」

  トヨタもVWもおそらくJNCAPなんて興味ないと思います。安全なクルマを作ることにコストをかける気がない。ホンダやマツダは宣伝力がないから安全設計にすがっているけど、それはトヨタやVWにとっては「弱者のマーケット」なんでしょう。ゴルフは軽自動車に負けちゃうスコアですけども、欧州車では一番上の結果です。アウディやBMWよりもいい(メルセデスは未受験)。欧州車ってクソなんですよ。トヨタ以外の日本メーカーの普通車ならば軽自動車に足元を掬われるなんてことはないですけども、トヨタだけはなぜか酷い。大企業病だ。プリウスのスコアはいいけど他はダメ・・・。

事実に反すれば批判されるのは当然だ

  カーメディアがユーザーのためにレビューを書いているならば、とりあえずトヨタと欧州車だけはヤメておきましょう!!と結論すべきなんだろうけど、アメ車と他の日本メーカーだけではどうやっても誌面が盛り上がらないですからね。売れなければ意味がない。好きなクルマを好きと書くのは自由だけど、事実を捻じ曲げるならば徹底糾弾されても仕方ないよね・・・。

ゴリ推し!!

  さてニューモデルマガジン5月号。懲りもせずに「eゴルフ vs リーフ」の対決レビューを斎藤・高平・西川のクソコーナーで展開。毎回最後に点数が付けられるコーナーですけども、さすがに露骨にeゴルフの勝ちにすると不味いと思ったのか、斎藤(リ58点、ゴ55点)、高平(リ50点、ゴ60点)、西川(リ55点、ゴ50点)の決着。2:1でリーフの勝ち?それとも163:165でeゴルフの勝ち? 全く読む気もしないけどこの投稿のためにさらっと読むと仰天の展開。

日産よ怒れ!!

  リーフに関しては400万円するクルマとはとても思えないシートもインテリアも安っぽい。読者全員の買う気を無くさせるネガティブキャンペーンを展開。それに対してeゴルフは・・・これは最初から売れるわけないので、ちょっと高いよねーってチクリと本音を覗かせたあとで、1.2Lのゴルフに乗ってみてくださいな!!と全く別のモデルの宣伝が始まる・・・マジでクソ雑誌だな。

今更だけどレクサスの戦略は間違っている!!

  さらにレクサスLS発売記念だかなんだか知らないが、レクサスディーラーのダメなところを煽る企画を展開。日本市場におけるレクサスの異質な存在を批判するメディアは少なく、そういう意味では価値ある記事なのかもしれないけど、この雑誌はトヨタではなくVWとつながっているんだろうね・・・。

ボルボなんてゴミだ!!

  さらに「覆面座談会」に突入。最近はマツダ、ホンダ以外には甘い評価が目立っていた座談会だけども、今月はレクサスLS、ボルボXC60、スズキスペーシアの3台に対して星2つこそないものの、中身は散々な内容。ボルボまでフルボッコにされたのはちょっと意外。VWの自爆によってボルボが日本市場でシェアを伸ばしたから、それを取り戻したいというエージェントからの依頼なのだろうか!?

高平高輝氏「ゴルフ1.2に乗ってみて!!」

  どーでもいいけど1.2Lゴルフのゴリ推しとかもうやめてー。もはや世界ではインドとかパキスタンとかでしか売られなくなったVWを代表するクソエンジンがいつまで日本市場には残り続けるのだろうか。日本市場では2017年以降にFMCしたVWアウディ車にはさすがに使われなくなりました。アウディQ2もティグアンも新型ポロも。高平高輝さんはこの状況を把握した上での発言だったのだろうか。

現実を見ろ!!

  何回も書いたけどトヨタヴィッツの自然吸気エンジンよりも50倍のNOxを出すVW1.2Lターボは2017年以降の排ガス規定に違反すると2015年くらいまでは小さく報道されていたのですが、どんな手口を使ったのか、国土交通省が2017年規制からガソリン車が外された。それでも定義こそしないけど、各メーカーには型式認定の内部規則を守ることを指示しているようだ。VWの1.2Lターボだけでなく、トヨタの1.2Lターボ、スズキの1.0Lターボも2017年以降に登場したモデルからは消えている。スバルやマツダは30年使い続けるエンジンを設計するのに対して、トヨタやVWは直近の利益を求めて詐欺的エンジンを市場にばらまく・・・あーあ反吐がでる話だな。



最新投稿まとめブログ


 

コメント