岩貞るみこ とかいうライターが ホンダ&シビックを上から吟味。



  久しぶりに「エグい」レビューが出て来ましたねー。K沢さんもS水K夫さんも最近全然つまらなくて全くネタを提供してくれません。こちらも張本さんのコメントに熱り立つ若者の気分で待ち構えているんですが、本当につまらないです。・・・と思っていたら目がテンになるレベルのレビューに巡り会いました。

  私もかれこれ数年ブログを書いていて、時にはこの岩貞るみこさんみたいな、書き方をしたこともあっただろうなー・・・なんて恥ずかしい気持ちで拝読しました。2013年ゴルフ7に対して「純正ナビが使えない、300万円も出してオン・ダッシュのクルマを買う意味ってなに!?」とかイタいこと書いてたなー。その前年にはF30系BMW3シリーズに対して、「ドアが軽すぎる、トルコンATが上手く発信できない、サスがゲフワフワすぎ、ディーゼルの音がトラック・・・etc」とか散々にやらかしてきたっけ。

  でもさすがに岩貞さんほどはひどくないですわ。書き出しから『日本市場でこのサイズのセダンに存在価値はあるのか。いつもそう思っている。』・・・え!?このサイズって4650❌1800mmのことですよね!? 4645❌1800mmのBMW3シリーズとかは『日本市場で存在価値はない』らしい。なかなか斬新ですよね。団塊世代の引退でE90もF30も日本市場を代表する輸入車としてよく売れたんですけどねー。

  褒めている点は主に3つ。「サイドからリアのデザイン」「リアシートの居住性」「コーナリング性能」です。これだけ他車との『違い』を生み出せてるならば、もう絶賛でいいんじゃないの!?だけどタイトルは『ホンダの限界』とかいう上から目線。ファンからしてみたら、「どこと比べての『限界』なんだ!?って話ですよ。ホンダは二流ってことかい!?

  他のメーカーはクルマなんて作ってないじゃん。どこかからパクって来たシャシーに、重工系サプライヤーがらみで供給されたエンジンに『汎用』シフトを組み合わせただけのクルマなんてもういらねー!!って声がシビックの20000台超えのバックオーダーにつながったと思うんですけどねー。プロの評論家だったら、『ホンダの限界』なんて上から目線の言葉は出てこないはず。ホンダは二流で、(ホンダ、マツダ、三菱のシャシーを使う)海外メーカーは一流って意味なんでしょうけど・・・。

  批判されている点は、「フロントデザイン」「ジジくさい」「インパネの日本語表記」でしたが、だったらフロントデザインがクールで、若々しくて(オッサンが乗れないくらい)、インパネも全部英語表記になっていたフォード・マスタングでも乗ってればいいじゃん。

  プロの評論家ならメーカー担当者から説明されてわかっているかもしれないけども、「アイドリングストップにはブレーキの踏み込みが必要です」って知らない一般ユーザーにとっては、わかりやすい日本語ではっきりと『表示』されることはとても大事だと思うよ。

  2012年にFMCしたアテンザに最初に乗ったときに、狭い道路で路駐されている配達のクルマを、デカい試乗車に神経使いながら、対向車線にはみ出してやり過ごすたびに、「ピーピー」と警報音がなってイライラしたし、タイトに動かないと周囲にも迷惑がかかるところでアクセルをガバっと踏むと、「燃費スコア」みたいなランプの色が変わってイライラ。最近の自動車開発のジレンマだと思う。

  『ホンダはダメ』『ホンダは二流』という結論ありきな書き方のレビューは、ここ数年のカーメディアのはっきりとしたトレンドとして読み取れます。エアバックの問題もなぜかホンダ限定で批判されてたりしましたし。あくまで邪推ですが、何か目に見えない力によって「カーメディア」が不健全に動いている様を見せつけられて、まあほとんどの人は興味もないわけですけども、そんな圧力を跳ね返すだけのユーザーの意思をはっきり見せることが、ホンダなど「やられる側』のメーカーへの応援になるとは思うんですよ。

  さてこの岩貞さんですけども、日本COTYの審査員だそうです。どこのメーカーに入れるのか注目します。ホンダ、マツダとスズキには点数入れないだろうな。デカいセダンが好きそうだから、カムリに10点、LCに6点、5シリーズに5点、そしてあのクルマに4点か!? 「4650❌1800mmのセダンには存在価値がない」と言っておいてジュリアに入っていたら笑える。




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