ルボラン7月号を読んで『日本車への偏見』をもっと高めよう!!

  さすがは輸入車専門雑誌『ルボラン』ですねー。7月号は複数のモデルでMCが行われたアウディの『大特集』と『世界に挑戦する日本車』。なんで日本車が世界に挑戦しなきゃいけないの!?アメリカ人が日本生産の日本車を欲しがるから、せっせと太平洋を越えてまで輸出してると言うのに。世界ナンバー1・メジャーなアメリカ市場では、グローバル販売1000万台を『公称』するVW&アウディグループが、グローバルでやっと100万台突破が見えてきたSUBARUにまさかの完全敗北をしているというのに、これはなんてメチャクチャなタイトルなんだろう!!

  先進国市場においては『世界最強』で、総合メーカーとしては最高の利益率を誇る『無敵のスバル』が、わざわざ『動的質感』において世界の頂点に君臨することを、世界のスバリストに確約をしてから発表したインプレッサ。このクルマがさ、アメリカ市場に上陸すらできていないプジョー308に『挑戦』するというのは、あまりにもナンセンスで、ありえない構図・・・。シビックが『レアルマドリード』だとしたら、インプレッサは『ユベントス』くらいかな!?。インプレッサが308に挑むってのは、ユベントスが済州ユナイテッドに『挑戦』するみたいなものだと思うのですが・・・。

  せめて済州ユナイテッドではなくて、世界最高峰の同じ土俵で戦っているヴォルフスブルク(=ゴルフ笑)に挑戦させればいいのに・・・と思う。ニヤリ。しかし今号のルボランはどうもいつも以上に『臭う』んです。きな臭い感じがあちこちからしています。どうやら編集部が細心の注意を払って誌面をチェックしているのが伝わってきます。ゴルフはちょうど『7.5』とかいうエアMCの真っ最中で、おそらく取材時にはまだ新型が調達できなかったのかな?。この雑誌にとっても最上級のVIPクライアントはVWであり、今回はゴルフを出すのはちょっとタイミングが悪いのでは!?と編集部が『忖度』したのでしょう。

  ちょっと余談ですが、本国では華々しくゴルフに1.5Lターボへの載せ替えが行われているものの、なんで日本仕様は載せ替えないの!?どうやらこのエンジンも!?日本のさらに厳しくなった『NOx』への対策が施されてないのかな!?(だから導入できないのでは!?) 2016年以前に認証を取っている(2017年基準では完全アウト)1.2L&1.4Lターボでしばらく引っ張るつもりみたいです・・・。この予測が正しかったら、VWは本当にクズメーカーですな。

  いやいやこの問題は本当はもっと根深いのかも。2017年になって新型のガソリンターボを搭載した新型モデルがまだほとんど発売されてないみたいです(2L以上は除く)。第一号はシビックになる!? VWに加えて、去年の終わりに慌ただしくターボを発売したトヨタとスズキにもちょっと懐疑の目が・・・。この疑惑を率先して晴らしたかったらさっさと新しいバージョンのガソリンターボで新型車を発売して証明してみて欲しい!!BMWやメルセデスも同罪(ってことはないかな)!?それよりも日産のVR30DETTが日本で発売されないのもこの理由なのでは!?

  ルボランの名物コーナーといえば福野礼一郎氏の『三原則』ですけども、今月号はBMW・X1とVWティグアンの比較でした。なんといつもより1ページ少ないぞ!!あれさりげなく採点表がない!!これもVWグループへの配慮が働いたのか?なんだか最近は『大人な事情』がしばしば登場する同コーナーですが、先月は5シリーズとEクラスが採点上で奇跡的に全くの同点。小数点以下2桁くらいまで細かく計算しているくせに、どちらも100点とかありえるのか!? 正直言ってそれだけはやって欲しくなかった・・・。

  さて他にも『世界に挑戦した』日本車がたくさん掲載されてます。特に『爆笑』だったのが、レンジローバー・イヴォーグに挑んだマツダCX5。このレビューの担当はFF車にも相当に詳しそうな嶋田さんですけども、さすがにぶっちゃけはしなかったですね・・・この両者の素性もよくわかっているはずなのに。非常にナンセンスな戦いだとは思いつつも『無難』なレビューを展開されておられます。これはつまんねー。これってさ!!簡単にいえばクライスラー300にメルセデスEクラスが挑むみたいなものでしょ!?あるいは、ジープグランドチェロキーにメルセデスGLCが挑むでもいいけど。マツダにしてみたら、なんで?負けるはずないじゃん・・・ですよ。

  そして極め付けは・・・メルセデスSLCに挑むマツダロードスターRFだってさ。完全にマツダはコケにされてますね。挑戦するも何も『SLC』って何者だよ!?こちらの担当は萩原さんですが・・・誤魔化すのが上手いですね。『リトラクタブル・ハードトップを先に導入したのはメルセデス!!』と明言してルボランの見解を伝えつつも、ロードスターのユーザーもきっと読んでいるだろう状況から、後半はロードスターのストイックな乗り味を一生懸命に『よいしょ』して緩和しています。いやー実に見事!!ロードスターがパクった!!というちょっとあり得ない『緊張』からの・・・『緩和』でなんとなく満足させられます。

  レクサスLCやホンダNSXならば『世界に挑戦する』という表現でもいいとは思いますが、それ以外の大多数のクルマに関しては全く見当はずれじゃないでしょうか。さらにこんな企画があったら大爆笑なんですけどね。マセラティギブリに挑むクラウンマジェスタ。メルセデスGLAに挑む三菱RVRとかさ・・・。

  


↓この人の動画を見ると日本車が嫌いになるね(バ◯な人は特に)!!さらに日本車の時はアクセルをあまり踏まないという黒い噂も!!(プロのくせにスバルCVTのロケット・ラウンチのやり方を知らないのかー)
  

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ル・ボラン 2017年7月号 [雑誌]
  

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