2017年5月24日水曜日

国沢さんがマツダのロータリー復活!?をスクープ!!そして生まれたいくつかの疑問。

  こういうネタを『フカシ』っていうのかな。国沢さんが今週突然に「マツダロータリー復活!!」の特ダネをオートックワンで公開していました。東京MSで先行試作車が登場する!?という憶測なのか?関係者から裏を取っているのか?ちょっとよくわからないネタです。いよいよマツダも腹をくくって、メインユニットとしてのロータリーを復活させるのか!?なんて変な期待をして見てみると、すでに報じられている規定路線の『ロータリーによるレンジエクステンダー&EV』という枠組みでの話なんだとか・・・詐欺だな。

  空前の新車ラッシュが予定されて2017年なんですけども、発売のタイミングがやや微妙で、いまいち流れに乗れていないマツダの関係者が、ちょっと焦って情報をリークしてしまったんですかね。それにしてもよりによって国沢というライターに漏らすなんて、これは百害あって一理なしだろ・・・。軽自動車や廉価なコンパクトカー、あるいはSUVの類ならまだしも、高級志向の新型スポーツカーの概要なんて絶対にスクープさせてはいけないライターじゃないですか!?

  マツダというブランドの意義なんて、センスがない人にはとことんわからないものみたいですね。『最近のマツダは良くなっている』とか訳知り顔で語るやつは、99%クルマわかってないです(そう断言したくなる)・・・まるで誰かの言葉がそのままステレオタイプ化したかのような無邪気すぎる発言ですよ。『日本メーカーではマツダが一番優れている』・・・私はマツダは結構好きですけど、こう感じたことは一度もないですね。おそらく過去のブログにもそう書いたことはないです。マツダはまだまだ日産やホンダの域には達していないし、開発資源を考えるとこれからも追いつくことは難しいと思います。なので下の動画に出てくるような『乗り心地は日本車の中では特上。ドイツ車の中では普通ぐらい。まあドイツ車の普通が日本車の特上ですから。』という発言の趣旨はよくわからないです。



 
  メルセデス、BMW、アウディの看板モデルにはほぼ乗りましたが、マツダより完全に優れた乗り心地ってのは無いです(悪くも無いけど)。どのモデルに乗ったらドイツ車の「特上」に辿り着けるのだろう!?もしかしてVWゴルフのことを言っているのかな?ゴルフ7は確かに一定の条件下ではかなりの好結果を出す独特のサス設定がされてますけど、先代モデルと比べると明らかにトヨタのしかもプリウスの雰囲気に寄せてるので、運転そのものは『つまらない』ものになりました。新しいマツダも似たようなものですけどね。

  お尻をシバかれるような硬いアシからスタートして、どれだけトヨタ的な柔軟性のあるアシに近づけているか?で競っているなら、『BMW3er非Mスポ』も国沢さん的には評価が高いのかな。ストローク量を増やして、バネ・レートをトヨタ水準までは下げないけど、中ぐらいの当たりにする。これがドイツ車とマツダのトレンド。今まではストロークを減らしてフラットな乗り味を良しとしてきたのに随分な変わりようですね。ただしドイツもマツダもなんだか挙動がすっきりとしない不自然な感じが否めません(嫌というほどでは無いけど)。

  それに比べてホンダや日産はハンドリングこそ迷いがあるものの、アシに関しては「自信」を持っていて、どのモデルに乗ってもクラスの上限をぶち破るような「驚き」があるのはこの2メーカーなんですよ。とりあえずこれはスゲーってモデルは、Nワン、ヴェゼルHV、ジェイド、アコード、オデッセイ、レジェンド、シルフィ、ティアナ、スカイライン、フーガ、セレナ、エルグランド。どれも『巨大メーカー』らしい自信満々の出来栄え。VWゴルフと同等のシビックやパルサーが日本に無いので比較できないので、その辺の実力はまだ未知数ですが・・・。

  国沢さんの考える『ザックス基準』=ザックスの生産工場が欧州に近ければいいクルマ!?に照らし合わせた結果、トルコ製ザックスに最も近い乗り味が「特上」なのかいな? 率直にいいクルマが欲しいという人には、まずはホンダと日産をたたき台にして考えたらいいですよ!!って思います。そしてマツダの魅力は日産やホンダをキャッチアップするだけでなくて、独特の味わいを出すところです。どんな味わいか?ウイスキーに例えると、日産がバランタイン、ホンダがシーバスリーガルなのに対して、BMWがジョニーウォーカーで、マツダはラフロイグかボウモアくらいかな(マツダだけシングルモルト)。

  今回の国沢さんは読者を引き込むために急遽スクープを仕掛けたので、ちょっとばかり内容にほころびがありました(もちろん先ほどの動画でも「特上」を定義しない手落ちがありますが)。国沢さんは「ロータリーはレンジエクステンダー」だと断言してしまいました。これはマツダと綿密に打ち合わせた前フリなのか!?もしそうだとしたら、指摘した私が完全に野暮なんですけども、もし国沢さんはレンジエクステンダーと言っていたけども、実はロータリー・ハイブリッドで、ロータリーで駆動もするんだよ!!みたいなサプライズがあったなら、これは完全に「マツダ劇場」ですね。

  おそらく復活を願う多くのファンも『ロータリー駆動と補完するモーター』という組み合わせを期待して待っているんじゃ無いですか!? 単なる発電プラントとして使うのであれば、重量と発電効率で最も優れたポジションを取った『電源』を搭載すればいいだけの話です。マツダもそんなことは百も承知でしょうから、国沢さんのスクープ通りならば、そう簡単には商品力MAXな新型スポーツカーの誕生!!とはいかないでしょう。よっぽどぶっ飛んだデザインだったり、ポルシェ918級の走行性能を示せば話は別ですが・・・。国沢さんは一体何を考えてこの記事を書いたのだろう!?長年業界で活躍している重鎮ライターにもロータリーのレンジエクステンダーにほとんど意味がないことくらいはわかるだろうに。


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2017年5月18日木曜日

新型5シリーズの『毀誉褒貶』 その2 なんだか絶望的な気分だ

  前回はG30型の先代モデルF10型から『高級車になった』BMW5シリーズを巡る評価について、その変貌に置ける価値観の変節を辿ってみました。理論上はE39の復活とはなりそうもないですけど、もしかしたらE39・M5が2000年頃にみせた圧倒的な全能感を、G30・M5が再び取り戻してくれるかもしれない!!アラフィフ〜還暦のオッさんがGT-Rに大興奮するように、『M5』の再生・・・それがわずかな可能性であっても期待してしまうんですよ。そして福野さんのレビューに注目します。

  まず最初に読んだのが、モーターファンイラストレーティッドvol.126の「ニューカー二番搾り」でしたが、なんか福野さんの機嫌が悪かったということはないのでしょうけど、あまり『ウェルカム』な雰囲気を感じないレビューでしたね。もう書く側も読む側も、ある程度は「5シリーズは過去のクルマ」という共通認識がくすぶってしまっている・・・そんなリアルな現実には敏感に反応して、決して「さむい」レビューは書かない福野さんのセンスは素晴らしいなーと常々思うのですが、ここは多少はバカになってでもG30系5シリーズを盛り上げるようなレビューにして欲しかったなー。カーメディアがこぞって喝采したマツダ・デミオのレビューの時くらいにテンションが低かったです・・・マツダとBMWって今は最も「さむい」ブランドなんですかね。

  その後に発売されたルボランでは「三元則」ではメルセデスEクラスとガチガチの比較です。あれれー今度はMFIとは全く違う結論だな。さすがに詳細は書きませんけども、短期間のうちにこの両極端の2つのレビューはどうしたものか・・・。BMWがルボランになんらかの圧力をかけたのか? なんかよくわかんないですけど帳尻が合ってさ、優劣が全くつかないという「大人な決着」は、この数年の連載の中でも見たことがないですね。メルセデスとBMWのユーザーを読者に多く持つであろうルボランですから、5シリーズとEクラスを比べるなんて最初からやらなければいいのに。適当にフーガでも噛ませ犬にしておけば・・・けどこれ逆に噛まれちゃうパターンだよな。

  英国メディアではいよいよG30系・M5の詳細スペックが出てます。先代と基本設計は同じのV8ツインターボ(S63)ですが、現行の日本仕様では560psですが、これが610psまでアップするようです。BMWは欧州仕様と日本仕様では一定のスペックデチューンを行なっているので、日本仕様は595psくらいに収まりそうですね。FRながらも0-100km/hは3.5秒まで上がるようです。とても日本で走るスペックではないなー。現実問題として540iMスポくらいが満足度高いのかも。

  あまり触れたくはないですが、ニューモデルマガジンXの西川淳さん、斎藤慎輔さん、高平高輝さんの3人があのコーナーで5シリーズを「大絶賛」しています。3人の平均点が90点くらい、今回はいつに無く得点が高いなー!!でも詳しく読んで見るとアホなことになってます。523dしか試乗車が用意されていなくて、西川さんなどは露骨に不満を漏らしているのに、別の機会に乗った540iは良かったよーってことで高得点なんですよ。カーメディアって本当にしょうもないなーと思いますが、今回はそんなどーでもいいことはスルー。やはりあの西川さんにはっきりと「良かった!!」と言わせた540iですねー。

  この『ひと言』があったからもうこのコーナーは価値があった!!と思います。斎藤さんが相変わらずマツダ嫌いを表明していて、「523dのエンジンはマツダを圧倒している!!」「だってコストが違いすぎるから!!」みたいなこと言ってます。まあ3年くらい前に別のブログで「日本を走るレベルにない!!」と批判を展開しましたからねーBMWの幹部もこれを読んでくれたのかな(笑)。BMWもメルセデスもマツダやPSAをベンチマークして静かなディーゼルエンジンを仕上げてきました。

  メルセデスなんて、先代Eクラスの直4ディーゼルが、Cクラスで改良されて、さらに新型Eクラスでさらに一気に改善されましたね。相当危機感あったみたいです。まともな感覚の評論家ならばマツダが引き起こした「ディーゼル革命」と賛辞を送るべきだと思うんですけどね・・・。それを毎度お馴染みの「日本車はコストの壁が・・・」みたいな余計なことを言ってせせら笑っておられます。斎藤さんはどうも好きになれないですね。毎度毎度マツダに恨み節をぶつけてます。もうマツダは新型アテンザでさらにスマートなディーゼルエンジンを作るしかないですね。

  さて何はともあれG30系5シリーズです。「スポーティ&ステータス」「ビジネス&プライベート」これ一台で縦横無人に活躍できるモデル。M5もしくは540i。あと欧州にはある530dという直6ディーゼルもいいみたいです。問題は・・・イニシャルコスト。いよいよ540iは1000万円。しかも3年乗ったら300万円に急落するのが見えています。レクサスLSでも同じくらい落ちるけどさ。GT-Rやポルシェ911なら700万円くらいは残るみたいです往年のファンがたくさんいるシリーズはやっぱり強いですね。カーメディアもあまり真面目に扱わなくなっているG30系・5シリーズですが、これからどう進化していくのか? カー・アンド・ドライバー5月号の岡崎宏司さんのレビューも中身空っぽだったなー。誰でもいいから真面目なG30系5シリーズのレビューを書いて!!沢村さん、小沢さん、渡辺敏史さん。

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↓740iの46000km走行で、なんと250万円 BMWの大型モデルは軒並み激安ですね。



  

  

  

  
  

  

 

2017年5月10日水曜日

新型BMW5シリーズの「毀誉褒貶」 福野礼一郎氏の場合。

  「世界で最も重要なモデルってなんだ!?」・・・累計販売台数という古典的な数字を持ち出すならば、カローラ、シビック、ゴルフなんでしょうけども、ちょっと目線を変えて考えてみましょう。日本の若者がなんとなく知っていてあこがれている自動車ブランドといえば・・・BMW。その中で最も重要なモデルといえば、販売台数ならば3シリーズなんです。それでもやはりブランドのイメージを背負った看板モデルといえば5シリーズ。

  私が免許を取得したのは2000年頃で、その当時(私の脳裏で)最も輝いていたクルマは、R34GT-R、NSX、RX7FD3S (記号と数字ばっかりでどこの車かわからん) ではなく、996でも360モデナでもなく、なんとBMW・M5(E39)。学生の頃に入手したとある雑誌の特集を見て、大まかな世界の高性能車の実力がわかり一気に世界が広がりました、最強の公道車を決めるというありがちな企画なんですが、5部門あるうちの2部門の『メンツ』がなかなか凄いです。

  4WDスポーツ部門の顔ぶれは、アウディRS4アバント、三菱ランエボⅥ、日産スカイラインGT-R(34)、スバルインプレッサWRX-P1 なんだこの「粒ぞろい」な感じは!!スーパーカー部門(360モデナ、Z8、エキシージ、TVRタスカン)よりずっと熱い!!というか暑苦しい!!当たり前だけど、コーナーの立ち上がりならポルシェにも完勝レベルの4台です。ちなみにこのグループの1位勝ち抜けはRS4アバントでした。

  そしてグランドツアラー部門はポルシェ911ターボ(996)、アストンマーテインDB7ヴァンテージ、ジャガーXKR、BMW-M5の4台。これもかなりの「密度」ですね。現在もそれぞれブランドの後継モデルによって脈々と伝統が続く(=世界中にファンが多い)力作ぞろいとなっています。良い車・正しい車を作りさえすれば、ファンがブランドを支えてくれるんですね。

  各部門は4台中2台が決勝進出するグループリーグになっているのですが、ヘナチョコのスーパーカー部門すら勝ち抜けないBMW・Z8ではなくて、激戦の死のリーグだったグランドツアラー部門を911ターボとともに勝ち抜いたBMW・M5こそが完全に当時のBMWの「顔」といっていいと思います。しかも選考を行っているのはイギリスメディアです。イギリス人に「アストンとジャガーではとてもポルシェ、BMWの影も踏めない」とまで言わせる圧倒的な実力。輝かしい5シリーズの歴史です。

  あくまで2000年頃に免許取得という「最も多感な季節」を過ごしたゆえの見解でしかないのですが、いまもその熱は冷めやらずで、本当にE39のM5を買っちまおうかな〜・・・ちなみに中古実勢価格200万円〜くらいです。まだ発売から20年も経ってないですが、タマ数もどんどん少なくなっているし、このまま絶滅したらちょっと後悔するかもなー。当時のM5はまだMT車が主流。これなら3年乗って売却してもほとんど値落ちしないでしょうから、よっぽどの不具合でも出ない限りは、大抵の日本車よりもコスパもいいはず。(コスパがいいBMW!!とても素晴らしい響きだな!! 他にもM240iとかさ!?)

  やべー・・・新型5シリーズの話でしたがすっかり脱線しました。2000年以降の私が知る限りに関してはBMWの「看板」は5シリーズです。そしてフルモデルチェンジで、G30系になりました。E39(1996年)→E60(2003年)→F10(2010年)→G30(2017年)と見事に7年おきにフルモデルチェンジされています。E60で「顔」が一気に変わって、F10で足回りを変えて、G30では7erと別のシャシーになりました、デザイン面ではE39の面影が少し戻ってきたような「奥ゆかしさ」を感じます。

  そして福野さん得意の決まり文句が炸裂します。このライターは私のようなド素人にもクルマのキャラがよくわかるような『格言』・『至言』を作ってくれます(言葉が車を育てる!?)。その1つがこれ・・・『BMW5erはF10(先代)から高級車になり、メルセデスEクラスはW213(現行)からやっと高級車になった。』・・・この何気ないこの一言に含まれる意味は果てしなく深いです。貴族的で華やかな英国サルーンに対して、いかにも社用車然としていた5erとEクラスに一体どんな変化があったとおっしゃるのか?

  長ったらしい前振りは全てはこの格言を解釈するためのものなんですけども、E39の時分には5シリーズは、911ターボのように全開でコーナーを抜けていけるくらいに、乗用車のレベルを超えた前輪操舵性能があった!!アストンやジャガーの2ドアスポーツですら前輪フィールが怪しくなる領域で、フルサイズの4ドアセダンの重量ボデーを搭載した改造乗用車が、圧倒的な旋回性能を見せるなんて!!現代の乗用車のエンジニアリングレベルにおいてはありえないことだと思います。どっちも。4ドアに遅れをとるスポーツカーにも問題があるし、スポーツカーを軽く出し抜くフルサイズ改造セダンにも問題がある!!

  マジェスタの改造車が、フェアレディZを超える旋回性能を発揮するなんて一般的にはありえないことですよね。もし実現したとしたら・・・おそらくそのマジェスタには、あのトヨタ独特のエアサス仕込のフワフワ感などあるはずもないです。エアサス=高級車という短絡的な結論もどうかと思いますが、高級車の素養としては定番の機構ではあります。エアサス的な乗り味とは真逆のキャラを示されてもなお「高級車」と断じるのは、全方向に対して失礼なことじゃないですかね。

  つまりE39・5シリーズは、そのキャラに照らし合わせると「高級車ではなかった」わけです。そもそもMTでガシガシ動く段階で意味合いが違うよなー。「4枚ドアのMT」くらいしか共通的はないですけど、スカイラインGT-Rに近いコンセプトをフルサイズセダンで実現しました!!ドイツ自動車産業の「魂」は、アウグスト=ホルヒやヴィルヘルム=マイバッハの時代から一貫してスケールのデカさにあると思っていますが、1999年に発売されたE39・M5は世紀末になってもそれを体現していました。

  続くE60・5シリーズですが、これも今改めて乗ってみると、良い点も悪い点も含めてちょっと笑っちゃいます。「堅牢なドア」と「盛大なロードノイズ」・・・これはセダンの皮を被った装甲車か!?。程度の差こそありますけど、なんだかランボルギーニ・ウラカンの雰囲気に似てるかも「スポーツカールックな戦車」。これまた程度の差がありますが、トヨタ86の「硬質感」がちょっと近いです。ハンドルの奥には何やら鎖かチェーンで繋がれた「重厚感のあるギミック」が潜んでいそうな不気味さ。CVTのトヨタ車しか乗ったことがない人にとっては「強烈」だと思いますよ。

  そして福野さんが「高級車になった」「史上最強の5シリーズ」と断言するF10になります。まず違うのは「だいぶ静粛性が上がった」ことですね。しかしこれで5シリーズに納得した福野さんみたいな人がいる反面で、なんだか「物足りない」と感じる人も多かったように思います。せっかくの「セダンルックな装甲車」が、「BMWのバッジがついたマジェスタ」になっちまいましたから。「なった」はさすがに語弊があるので「近づいた」くらいにしておきましょう。トヨタと日産がバブルの頃に競って開発した、静粛性と乗り心地を極めるために開発した前ダブルウィッシュボーン、後マルチリンクのサス配置からも、BMWの動揺ぶりが伺えます。

  なんで変化したのか?BMWに詳しい人にとっては愚問でしかないですけども、やはりアウディの躍進にBMWが飲み込まれたのが相当にショックだったようです。北米レクサスとして展開されていたセルシオの静粛性に対抗するために、アウディが「ホルヒ」の精神に立ち返って「ザ・高級車」を開発しました。特に2005年の3代目アウディA6の登場はあまりにもセンセーショナルでした。デザイナーは和田智さんです。ドイツ本国では一気にアウディに追い抜かれたBMWのショック!!引責辞任したアメリカ人デザイナー(クリス=バングル)に責任を全て擦りつけたのは・・・人種差別!? 

  日本のデザイナーとアメリカのデザイナーが競えば、なんとなく日本が勝ちそうな気もしないでもないですけど、アウディA6に引っ張られて個性を『溶かした』BMWのやり方には「賛否両論」ありました。BMWがアウディやレクサスみたいな「高級車」を作ったところで、700万円も払う価値あるの!?・・・けど福野さんは決してアウディのコピーとは言わないです。BMWの「看板」として新たな付加価値を持って登場した!!そう「定義」されました。・・・ちょっとややこしいですけど、この「定義」って非常に貴重だなと思うんです。「◯◯と同じだな・・・」で結論するのは『定義』ではなく『同類項』。

  リーマンショック&大震災という厳しい時代にぶち当たって、日本では存在感自体が薄れてしまったF10・5シリーズですが、このクルマの引退に『史上最高傑作』と「餞け」をする福野さんは最高にかっこいいと思います。そして新たに登場したG30・5シリーズの評価ですが・・・これがなかなか難しいみたいです。続きは次回にしましょう。


 
↑高級車というプラットフォームは完全に狙っていないスタイリング。だから美しい!!

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↓『セダンの皮を被った装甲車』が170万円(35000km走行)です。もちろん直6NAです!!